【PJO早川コラム】
上場準備企業が求める”本当の”監査役像とは

プロジェクト・オーシャン株式会社
代表取締役 早川智也

上場準備企業が求める監査役像とはどのようなものでしょうか。
まず、上場準備企業は、本当は監査役を採用したくないと考えています。
ところが、上場準備を進める過程で、ガバナンス体制の構築は上場審査項目であるため、避けられない事情から監査役を採用せざるを得ません。そのため、厳しすぎるガバナンスや正義感を振りかざす監査役は敬遠される傾向にあります。

上場準備企業は成長途上の思春期の子供

そこで、私が候補者との面談時にいつも話しているのは、監査役は思春期の母親のように振る舞ってほしいということです。上場準備企業を成長期にある思春期の子供と見なし、その子供に対する母親の役割を模範として考えるのです。

思春期の子供に対して、エリートや聖人君子に育てようと教育ママのようにあれこれと口を出すと子供は反発することが多いです。子供が自立し成長していく過程で、母親は適切な距離感を持ち、子供の意見や気持ちを尊重することが大切です。
そして、母親は最低限の監視を行い、子供が事故等で死なないように、また、人様に迷惑をかけないように子供を育てることが極めて重要です。これは、子供に対して良識を持たせ、社会と共存できるような基本的なマナーやルールを身につけさせることに繋がります。

上場準備企業が求める、適度な距離感からの評価と助言

この考え方を、上場準備企業のガバナンスに当てはめてみましょう。
監査役は厳しすぎず、適度な距離感で企業の成長を見守り、最低限のリスク管理と株主や債権者等のステークホルダーに迷惑をかけないような適切なガバナンスを目指すべきです。会社の成長過程で、監査役は過剰な干渉を避け、経営陣の意思決定や戦略に一定の裁量を与えることが重要なのです。

具体的には、監査役が果たすべき役割には以下のようなものが考えられます。
まず、会社の業績や内部統制の状況を適切に把握し、問題が発生した際には迅速かつ適切な対応を行うこと。
また、経営陣が提案する戦略や経営方針に対して、適切な意見や助言を提供することも重要です。
これらを実現するためにも、経営陣と良好なコミュニケーションを築き、協力的な関係を構築することが最も重要なのです。

その上で、監査役は会社のリスク管理やコンプライアンス体制を評価し、適切な指導や改善提案を行うことが求められます。この際、会社の成長を阻害するような過剰な監視や指導は避けるべきです。
また、会社の社会的責任や環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みについても、適切な評価と助言を行うことが期待されています。

経営陣を支える、母親的バランス感覚への期待

監査役は、会社の持続的な成長を支える重要な役割を担っています。
そのため、適度な距離感で経営陣を見守り、必要な時には指導や助言を行うことが重要です。
また、企業が直面する様々な課題やリスクに対して柔軟に対応し、会社の持続的な成長をサポートすることが求められます。

このようなバランス感覚が求められる監査役像こそ、上場準備企業が望む姿なのです。
経営陣からは、厳しすぎず寛容すぎない、会社の成長を見守る思春期の母親のような存在として、会社のガバナンスを適切に支えてほしいと監査役に期待しています。そして、そのような監査役の存在が、会社の成長を促進し、上場に向けた準備をスムーズに進めることに繋がるでしょう。

※このコラムはChat GPTを活用して作成しました。

       

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